慶應義塾大学理工学部 創立75年記念サイト

創立75年について

ご挨拶

慶應義塾長 清家 篤

慶應義塾大学理工学部は、1939 年に藤原工業大学として開校して以来、我が国をリードする理工系学部として発展し、2014 年に創立75 年を迎えることとなりました。慶應義塾大学は総合的な学塾として、教育、研究、医療の質の向上につとめてまいりましたが、そのなかで理工学部の果たしてきた役割はまことに大きなものでありました。これまで長きにわたり学部発展のため、たゆまぬ努力を継続されてきた方々に、改めて敬意を表し、また感謝申し上げます。

現在の日本は世界の中で先頭を走る科学技術先進国であると同時に、最も少子高齢化の進む社会でもあるというように、人間社会がまだ経験したことのない領域に入っています。また2011 年春に発生した東日本大震災を境に、エネルギー資源の大量消費・大量生産の産業構造の見直しがさらに強く求められるようになってもいます。そうした複雑な問題状況を正しく理解するためには専門的な学問を深めると同時に、文理融合等の学際的研究も必要となっており、それらの研究をもとに、具体的な解決策を提示することが求められています。理工学の知識を身につけ、豊かな発想力を持ったプロフェッショナルが社会で活躍することへの期待はますます高まっています。

今日、理工学部の学部卒業生の多くは理工学研究科修士課程に進学します。このことは理工学の分野を修めるのにはますます時間を要するようになっていることと、そして同時に理工学を学ぶ塾生も研鑽に労を惜しまないということを示しています。そうした中で、理工学部創立75 年記念事業において、研究力の向上と国際人材の育成に重点を置いたことは、まさに時宜にかなったものであるといえるでしょう。

そうした理工学部の記念事業を通じた教育研究活動のさらなる発展にご注目いただくとともに、皆様の大いなるご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

慶應義塾大学 理工学部長・理工学研究科委員長 青山 藤詞郎

藤原銀次郎氏によって、現在の理工学部の前身である藤原工業大学が1939 年に設立され、2014 年に理工学部は創立75 年を迎えます。慶應義塾大学理工学部・理工学研究科では、この機をとらえ、世界に通じる人材の育成とグローバルリーダーとしての研究者の養成につとめ、あわせて21 世紀の産業界を牽引する人材の輩出に注力することにより、世界トップレベルの教育研究拠点の形成を目標として、創立75 年記念事業を行います。

先の東日本大震災による未曾有の災害により、我が国の社会経済は少なからぬ影響を受けました。国の復興と未来へ向けた発展のためには、従来の枠から脱却し、国際的な視点に立った新たな挑戦が必要です。未来の社会を先導する若者に期待されることは、基礎に根ざした旺盛な創造力を有し、豊かな国際力と人間力を持ち合わせることであると考えます。近年のアジア諸国における教育研究活動の国際化には目覚しいものがあり、欧米の大学との連携が急速に進められています。慶應義塾大学理工学部・理工学研究科は、これらの変革を積極的に受け入れて国際舞台における先導的な役割を果たすべく、創立75 年記念事業を遂行し、学部・大学院における教育改革と研究環境の整備を行います。基礎科学・基盤工学におけるグローバルリーダーとしての研究者の育成と、実学に根ざした産業発展への貢献を高く意識した産官学連携機能の強化を行い、世界で活躍できる国際的能力を持った卒業生の輩出に力を尽くしてまいります。

記念事業の達成には、慶應義塾において理工学部自らが努力をすることのみならず、広く皆様のご支援とご協力が必要です。
慶應義塾大学理工学部創立75 年記念事業へのご協力を切にお願いする次第です。